「あとはお前だけか・・・。」 残ったのは佐奈だけ・・・。 「裕一。聞こえるか?」 平田のポケットの中の機械から声が聞こえる。 「父さんどうしたの?」 父さんだと・・・? 「いますぐ帰ってこい。あいつの実力をはかる。」 「わかった。戻るよ。」 平田はどこかに消えていってしまった。 「相馬君、朝木君、大丈夫?」 佐奈の声が遠く感じる。 「早く手当てしないと、時間を戻していい?」