クラスを出ると廊下はまるで絵に描いたように止まっていた。 「これじゃどこにいるかわからないね・・・。」 確かに佐奈のいうとおりだ。 「お前、冬瀬相馬か?」 なぞの男子が立っている。 「あぁ・・・そうやけど。」 とまどいながらも答える俺。 「なら話は早い。」 そいつはそういうと笑った。 奇妙だ。 手をさしだしたかと思ったら急に手が燃えた。