時が流れ始めた。 佐久間がもうすぐ近くまできていた。 「冬瀬ー!!」 やばい・・・。 【冬瀬君しゃがんで。】 声が聞こえたというか、直接、心に来た。 多分、佐奈だ。 その瞬間、佐奈が連中の方に走っていった。 「佐奈~」 佐久間がなれなれしく言う。 いやなよかん。