「そんな事思ってたなんて…。愛梨亜の事忘れる訳無いじゃない!」
『…っ!ママっ!』
あたしはママに飛び付くようにして泣きじゃくった。
まるで今までのものを吐き出すかのように。
「ごめんね…愛梨亜。ママがちゃんと話し聞いてあげれば良かったね…」
そんなママの悲しそうな言葉に、あたしは泣いたまま首を振る。
『あたしの方こそ…がママの話…ちゃんと聞かなかったから…』
聞きもしないで勝手に不貞腐れてた。
高校生にもなって子供みたいだったよね…。
「それは仕方ないわ…。ママに彼が出来て、しかもいきなり結婚とか言われたらびっくりするわよね…。…本当は結婚までするつもりは無かったの…」
『え…?』
「お付き合いと結婚するのとでは全く別だと思ってたから。彼もそこまで考えてないと思ってたし。結婚ってなると、本人達だけの問題じゃなくなるしね…。…お腹に、この子が居るって分かっても、1人で育てる覚悟だった…」
『そんな…』
ママがお腹を撫でながら話してるのを聞いて、そこまで考えてた事に驚いた。

