無愛想なマリア様☆X'masミラクル☆


「彼はママが疲れてる時フォローしてくれたり、楽しく話してくれたり、いつも気にかけてくれてた。どんどん惹かれてった。だから彼に告白された時正直、凄く嬉しかった。だけど最初は付き合うなんて…ってパパに後ろめたい気持ちでね…。お断りしたの。パパはあぁ言ってたけど、ほかの男の人なん申し訳ないって。だけど彼が言ったの…」


ママは思い出すかのようにちょっと上を向いてまた口を開いた。


「“旦那さんは君が幸せになるのを望んでたんじゃないの”って…。そうやって、1人で抱えこもうとするって分かってたから最後に君に言葉を残したんじゃないのかって。それ聞いて、その通りかもって勝手だけど思ったの。それからも彼は沢山、パパを代弁するみたいに沢山の言葉をくれた。まるでパパが出逢わせてくれたみたいに…」

ママはそう言って病室の窓から空を見る。


ママも何かあると、あたしがしてるように空を見上げてた?
パパを思い出してた?


「だから…パパを忘れた訳じゃない。ううん、忘れられるはず無い。短い間でも沢山の優しさと思い出をくれた。それに、パパが居なかったら愛梨亜に出逢えなかったもの」

『…っ。あたし、あたしね…ママはパパの事忘れて、彼氏を作ったんだと思ってた。しかも赤ちゃんまで出来て、今度はあたしも忘れられるんじゃないかって…」


“要らない”って、言われたらどうしようってずっと不安だった。

だから、今日結婚するって話しを聞いて、あたしは置いていかれるんじゃないかって…。