「みんなから色々言われてるけど、愛梨亜が本当は優しいって知ってたから、だから愛梨亜を笑わせたいって思ったんだ」
だから、いつも“笑って”とか言って来てたんだ…。
でも……
『何で…何でそこまでしてくれようとするの?だって、あたし、安部くんに何もしてあげて無いんだよ!?』
それどころか利用しようとしたのに…。
卑怯な自分が嫌になって、キュッと唇を噛んでまた俯く。
「そんなの…決まってんじゃん…」
『え…』
俯いたあたしの視線に合うように屈んだ安部くんが噛んでいたあたしの唇を離させるように指先で触れる。
『っ……//』
その行動と、真剣な瞳に思わずドキッとしてしまう…。
「もう気付いてると思うけど、俺、愛梨亜の事……」

