無愛想なマリア様☆X'masミラクル☆


うっわ!ヤバい可愛い子!!


移動したら丁度女の子の横顔が見えて、見た瞬間心の中で叫んだね。

色白で、短いけど、艶のある黒髪と横顔でも分かるパッチリした目。


こんな可愛い子俺の中学じゃ居なかったし。


『捨てられちゃったの?』

「にゃぁ…」


女の子ばっかり見てて、気付かなかったけど、その子の手には白い子猫がいた。

声まで可愛いな…。
なんて思いながら、気付かれないように見続ける。


『あなたも1人?ごめんね…うちで飼えれば良いんだけど…』

そう言ったその子の表情は酷く寂しげで、猫を飼ってあげられない事にそんな心を痛めてるのか?

優しい子だな~なんて思った。

――今となればそれだけじゃなかったんだろうな、と思う。


『ごめんね…うちで飼えれば良いんだけどね…』

「にゃあ~」

『ひゃっ…くすぐったい!ふふっ…慰めてくれてるの?』


猫に頬を舐められて、柔らかい笑顔を見せたその子に俺は完全に釘付けになった。

その子が公園から居なくなるまで動くのを忘れた位に―――。



***