無愛想なマリア様☆X'masミラクル☆


「眉間に皺寄ってるよ~」

『うっさい!』


バッとおでこを押さえる。

本当なんなの!?


「ちょっとは元気出た?」

『え?』


さっきまでのからかうような口調から一変、優しい声色と表情に訳が分からなくなる。


『何それ…』

「だって愛梨亜、さっきから泣きそうな顔してるから」

『そんな事…』


安部くんの顔が見た事無いくらい真剣で、否定しても全て見透かされてるような気がして視線を逸らす。


フワッ


『え…ちょっと何…!?』


いきなり安部くんの腕に体を包み込まれて、軽く抵抗する。


「泣いてても、こうしたら見えないから…」

『っ……!だから泣かないって…だってただたんにママが再婚するってだけ…』


抵抗するのをやめたあたしは、そのまま今まであった事を自然に話してた。


小さい時にパパが亡くなった事。

それからずっと2人でやってきたのにいきなりママが再婚するって言い出した事。

しかもお腹に赤ちゃんまで居る事。


時々涙で声が詰まりそうになると、安部くんが黙って優しく頭を撫でてくれて、それに励まされるように、全部吐き出すかのように話した。