『心配…?ふっ…男とキスしながら?』
あたしは乾いた笑いをしながら言う。
「えっ…!」
まさか見られたと思ってなかったのか驚いたような声をあげるママ。
またそれにカチンと来る。
『心配なんて本当はしてない癖に!あんなとこでみっとも無いから止めてよね!!』
そう言って部屋に入ると勢いよくドアを閉めた。
「ちょっと…!愛梨亜!!」
『もうほっといて!!』
そう言ってそこら変にあった物をドアに投げた。
「愛梨亜…」
しばらくして諦めたのか、ドアから遠ざかって行く足音が聞こえた。
『はぁ…』
ポスッとベッドに倒れ込みながらため息を溢す。
ママに彼氏が居るのは知ってたし、何度か会った事もある。
でも、あたしは納得出来てないし、あんな所見せられるのは…。

