「ねぇねぇ、デートしようよ愛梨亜~」
『しません!』
サチ達と別れて、何故か安倍くんに送って貰う事になってしまって、さっきからこの会話の応酬になってる。
「クリスマスは1年に一回しか無いんだよ!?」
『だ~か~ら、クリスマス興味ないってば!クリスチャンでも無いし。大体、何であたしが安倍くんとデートするの?』
「そっ、それは…」
いきなり言いづらそうに言葉を詰まらせる安倍くん。
『はぁ…』
分からないように小さくため息を付いて前を歩く。
家はすぐそこだし…
「あのさっ…!…愛梨亜?」
突然立ち止まったあたしに安倍くんが不思議そうにしてるのが分かったけど、あたしはその場から動けずに、ある場所を見つめる。

