「何よ、安倍っち!!」
「これ、綺麗じゃね?」
「イルミネーション?へ~ここら辺でもやんのか?」
チラシには電飾がいっぱい付いてて、背の高そうなクリスマスツリーの写真。
このキラキラした雰囲気に胸が痛くなる。
「イルミも良いな~…でも、ライヴあるし…」
「あ、じゃあ俺達行こうよ♪」
『へ?』
あたしの顔を見て言う安倍くんに思わずマヌケな声が出る。
「デートしようよ愛梨亜♪」
『はっ!?何で?』
「何でって…クリスマスだよ!?」
何であたしが安倍くんと…。
それに
『クリスマスに興味無いから』
そう言ってからあたしはその場を離れて1人で歩き始める。
「え~!待ってよ愛梨亜!!」
「名前的にクリスマスっぽいのにねぇ」
「そうだな」
なんてサチ達が言ってるけど、あたしは自分の名前が好きじゃない。
ううん…好きじゃなくなったの…。

