忘れな草の栞




「…なんか、悪かったな。」

「はい?」

「いや…。さっきのタクシー」



なにやら真剣な顔をして喋りだしたイケメンくん。

いやいや、それゆうなら、強引にタクシーに引っ張り込んだ私が謝らなきゃいけなくないですか!


「大丈夫だよ、てか、こっちがごめんって感じなんだけど…」

「…は?いや、あんた悪くないから」



イケメンの人って性格までイケメンでした!

ちょっ、これヤバイ!!困ったようにちょっとだけ笑うとか反則!あーもう!そのちょっとの笑顔でご飯三杯はいける!



「……ご、ごちそうさまです!美味しくいただきました!」

「……ぇ?あんたどーしたんだよ…?」



あっちゃー!イケメンくんを困らせちゃったぜ☆
ごめんよごめん!