「ん~。」

大きなおびをして起きた朝。

「ひさびさに、気持ちいい朝だな。」
彼女はそう言い放つと1階に足を進めた。

「おはよう、母さん、父さん。」

『あら、おはよう、楓(かえで)。」

『おはようさん。今日から学校だな~。がんばれよ。』

そう、今日から私は新たな学校へ転入することになってる。
だけど、実際学校なんて行きたくない。めんどいし。

あ、私の紹介忘れてました。

花園 楓。
高校1年生でぴちぴちの16歳です。
誕生日は4月1日。
血液型はB型。絶対的な超美人。(本人は無自覚です。by作者)
実は、全国№1の族「桜花(おうか)」の
総長をしています。
通り名「桜乱」その名の理由は、
【桜のように美しく、乱れ咲くように華麗な動きをする】
みたいな感じだそうです。

あと、ついでに母と父の紹介もしておきます。

母 花園 薫(かおる)
歳は、38歳
見た目は20代にみえてしまうほど、綺麗で
頭がとてつもなく、良い。
子供の私が心より尊敬している人。
そして、全国№1の組「黒龍会」の組長をしている。


父 花園 真(まこと)
歳は、39歳
父もまた20代に見間違えられるほどカッコいい。
そして、世界でも有名な大企業
「花園財閥」の社長をしている。
私から見たら、母にデレデレなバカ親父だ。

まあ、そんなすんごいところのお嬢様?だからか
いままで私に近づいてくる奴らは私の
権力目当てだった。

だから私は、【友達】をつくらない。
だけど私には大切なものがあるからいいんだ。

      【仲間】がいるから。

ま、そういうことで、話を戻します。

「うん。がんばるよ。ところで母さん、
 新しく通う学校ってどこなの?」

『あら、言ってなかったあしら?
 楓の通うとこは、<桜桃学園>よ。』


「・・・・・・。っき、
        きいてない!!」


『まあ、そこまであわてるなよ。楓、
  男子校だが、お前なら大丈夫だ。』

『そうよ。ちゃっかり、変装もしてもらうし。
 安心しなさい。ダサくないから。あなたなら
 カッコいいに決まってるわ♪』