「岳明−!」



自室からすぐ隣にある窓に向かって声をかける。



「なんだよ?」



隣の窓が開き岳明が顔を出した。



そう.岳明とは向かい合わせの部屋なのだ。



「DVD借りたんだけど.一緒に見ようよ」



「あ−.うん。」



なぜか岳明はそっけない返事



「?どうかした?」



「別に。お前の部屋行っていい?」



「うん!もちろん」



そう言うと岳明はいそいそと窓を渡ってやって来た。