拓也が突然後ろを振り返って話しかけてきた。 「愛どうした?」 拓也の顔が目に映る。 「な、なにもないよ。ほら、瞳が待ってるよ!!」 拓也に甘えることが出来ず、無理に笑顔を作る。 瞳は拓也の手を引っ張った。 「拓也くん、明日一緒にテスト勉強しない?」 「えっ…と…」 「ダメ…?」 瞳が目で言葉に圧力をかける。 拓也は愛に助けを求めた。