「あ、義哉くんおはよう。」 『お、おはよう。』 愛のあまりにも無防備な笑顔に俺は有頂天になった。 しかし幸福はそう長くは続かない。 隣にいた拓也が顔を出す。 「おはよう義哉。」 『お、おう…。』 俺は拓也が嫌いだ。あいつも俺の事が嫌いなはずだ。 だけどあいつは愛を俺から守る一心で俺と愛を離そうとする。 付き合ってるっていう噂も流れているが、俺は信じないね。 拓也には悪いが愛は俺の物にさせてもらうよ。