「ちゃんと話そう。」 拓也は一言言うと、息を吐き、再び愛を見つめた。 改めて話して分かったのは、瞳は嘘をついていたということ。 『月曜日、瞳とちゃんと話してみる…。』 「だな…このままじゃ黙ってらんねぇよ。」 その日はそのまま帰ることにした。 足取りが軽くなっているのに気づいた。 拓也の言葉で愛はホッと安心していた。