拓也に会わなきゃ。会って話さなきゃ。 愛はドアノブに手をかけた。 秋の朝は予想以上に冷え込む。 愛はワンピース一枚で出てきたことに少し後悔し始めていた。 だけどそれ以上に拓也に会いたかった。 愛の家から拓也の家までは5分ほどだった。 すぐに家の前に着いてしまった。 インターホンを押そうとする手が止まる。 もしかしたら瞳がるかも…。 玄関の前でいろいろ考えた。 すると、ドアが急に開いた。