泣き腫らした目にボサボサの髪。捨て猫のようだ。 顔を洗い、髪を整え、リビングへ行くとお母さんがいた。 「おはよう愛。あんた昨日制服のまんまで寝たでしょう。着替えさせたけど、ヨレヨレだったわよ。」 確かに起こされた記憶がある。けど、いつの間にまた寝たのだろう。