私に残された唯一の家族。
この子だけは私が守ると決めました。
両親からの愛情の代わりに
さびしい思いはさせないと誓いました。

そう決心したあの日から、もう何年が経つのでしょう。

「あのきれいなお星さまは、
かほちゃんのパパとママなんだよ」
小さな手で、小さな体であの子は一生懸命手を振っていました。

流れ星に手を合わせる果穂子のすぐとなりで
私も祈りました

『この子が、誰よりも幸せになりますように』

この先もずっとずっと…
この子のそばにいさせて下さい