俺の焦りとは裏腹に有海は キョトンとした顔で顔を覗かせる 「みやこの彼氏だよ…前言わなかった?」 あまりもあっけらかんと言うもんだから 一人でわたわたしてた自分がバカらしい でもやっぱりさっきよりも心臓が落ち着き よかった…そう思う 「…わっ!!」 大きな駅に停まり多くの人が乗り込んで 人の波に押されて有海の体制が崩れた 「何やってんだ!こっちこい」 とっさに出した右手でひっぱり 俺とドアの間に入れた