すき?



「碧…くん」

「………………。」



これ以上はむりっ!!
名前呼ぶだけでもハードル高いんだもん
恥ずかしさで半分泣きそうになりながら
目を見て訴える




「ま、許してあげるよ」




そう言って彼は少ししゃがんで顔が近づく
気づいた時にはすでにイジワルな顔をして
私を見ていたけど



―キっ…キ…ス!?



腰が抜けてしゃがみかけた時
また腕を捕まれて走り出した