「有海ちゃんお待たせ!ごめんね付き合わせちゃって」 「大丈夫、大丈夫。ヒマだったし」 重たい腰をあげて歩きだす 「もうすぐ有海ちゃんの誕生日だよね! 草摩くんと約束あるの?」 「さあ?」 「さあって…言ってないの!?」 「言っても開けてくれないよ」 そう。きっと違う女の子と約束あるにきまってるし むだに期待しちゃったら辛いし。