その時、物陰から背の高い男が出てきた…。




「いや、別に盗み見しようと思ってた訳じゃないんだけど…


君、本気で自殺しようとしてたから…。」



暗くてはっきり顔が見えない。



「止めないでよ。もうすぐ楽になれると思ってたのに…」



「いーの??亜子さん。死んじゃったら、もう何もなくなっちゃうよ。」


何で名前知ってるのよ。



「貴方に関係ないでしょ。言われなくてもわかってる。私には何も生きる意味なんてないのっ」



ついつい大声を出してしまった。何むきになってるんだろう、私は。こんな知らない男に。