一瞬、男は目を丸くして私を見た。



ほらね、やっぱり。




「お前、いつもそうやって誘ってんのか??」


さっきまでと別人のような低い声に驚いた。




その男は、怒っていた。




「なに本気で怒ってんの??ちょっとからかっただけぢゃない。」




今までの男とは違う反応に少し戸惑った…。



「そういう事、軽々しく好きでもねー奴に言うなよ。」



なんだか説教されてるみたいで腹が立った。



「説教とかまぢでやめてよ。帰る。」




ガラガラ。


カバンを持って教室から出た。



ふと彼の寂しそうな顔が見えた。



もう、なんで貴方がそんな顔するのよ…