「え!?」


思わぬ出来事に、

思わず目を丸くした修斗。



「俺にっ!?」


「うん…」


「くれるの!?」


「うん…お口に合うか、
わからないけど…」


「手作り!?」


「…うん」


「やったぁー!」


修斗は、
つい
澄香を抱きしめた。


が、すぐに離れた。


「ご、ごめんっ」


「ううんっ…」


二人とも恥ずかしさにうつ向く。



「有難う。

とっても嬉しいよ」


澄香は、ハニカミ微笑む。


「澄香がくれるなんて、思ってなかったからさ」


「初めて、だもんね」

「うん」


もらった修斗も
思わずハニカんだ。



そして、

二人は一緒に

綺麗な夜景を眺めた。



瞬く 輝き …



二人は 時間も忘れて…



修斗が澄香の

手を そっと握る …




その日の夜




澄香からもらったチョコと、
もらった
クマのぬいぐるみを抱きしめながら、

修斗は 眠りについた。


―――――…