その日から、再び、
澄香と修斗は、
度々出会った。

偶然に、
学校帰りや買い物帰りなど。



―――――…


…―――――

そして、
澄香は13歳になり…


学校の帰り道、
理科系の専門書が欲しくて、
澄香は本屋へと足を運んだ。


なんとなく、
修斗と再会した、
修斗の家の前の本屋に立ち寄る。


本屋に入ると、
澄香は、
無意識に店内を見渡して修斗の姿を探した。

― 来てないなぁ… ―


澄香はすぐに諦めて、
理科系の専門書を探した。

専門コーナーへと歩いていき、ゆっくりと見渡す。


― あった… ―


本は
いくつもあったので、
ひとつずつ手に取って見たり、
各々を見比べたりして、
ゆっくりと選んでいた。



―――――…


ふと、
外が真っ暗になっていることに気づいた。


― わっ!いっけない っっ 早く帰らなきゃ!―


澄香は、
選んだ一冊を買うと、
すぐに店を出た。


すると、


「あ、」


修斗とバッタリ出会った。