貴方で酔わせて。-オトナの事情-



そうして完成させたカクテルを手に、カウンター越しに別の女性の前に立った煌ちゃん。



その瞬間にはもう、私の事なんて蚊帳の外だ――



“今日はゴールデン・ドリームです。
プロジェクト成功おめでとうございます、佐和さん”


“ええ、ありがとう”


爽やかな白いシャツ姿でフランクに笑う彼を見て、ドキッとしない女はいない。



カッコいい様相の女性は、真っ白で濃厚そうな液体をゆっくりと傾けると。


満足気な表情を見せて、煌ちゃんとの一時を楽しみ始めた。



ああ私もイチイチ、気にする必要ないのに・・・