貴方で酔わせて。-オトナの事情-



ある日、異様な足のダルさを感じていたのに。


オマケに気分も悪くて、頭痛やクラクラとした眩暈まで感じていたのに。



煌ちゃんに一目会って、明日へのパワーが欲しい――


その思いで重くなっていた身体を押して、何とか退勤後にお店へ向かった私。



“…こ、こんばんは”

辛くてタクシーでバーへ到着した私は、ドアを開けた先で彼を見つけて安堵したのか。



“――っ”

グルグル回り始めた視界の気持ち悪さに、立っている気力すら失われて。




“伽耶…!”


目の前が真っ暗になった瞬間、身体が沈んでいくのが分かった・・・