なに、こいつら。

あんたら本当
頭終わってんじゃないの?


そう思ったのに
なぜか動けなくて
手を握り締めた時…

あれ?
私今、なんか持ってたっけ?





……私の手の中には
拳銃があった…。

気付いたら、なぜかその拳銃が重く感じた。


私はこれで、実奈のことを………。





「ふざけんな」
実奈が珠李を殴ったことをきっかけに、取り巻きたちも珠李に暴力をふるいはじめた。



―――まただ。
あいつら……!!!

私の中の何かが
ブチっ…とキレた音がした。




早足で珠李の元へ向かう。

「珠李…、もう、大丈夫だよ。私が解放してあげるから。」

そうして




















私は実奈を射殺した。