「ガキっつったんだよ、聞こえねぇのかよ」

「うっさい!アンタなんか煙草の吸い過ぎで肺炎なれ!んで、さっさと逝け!」

「生憎、俺は肺炎になる予定はねぇんで」



1人だけ黒の高級そうなソファにふんぞり返るように座って、煙草を片手に悪戯に笑う緋呂。


うん、絶対緋呂が総長。


緋呂が誰かの下なんて、絶対と言っていい程有り得ないもんね。



「はい。熱いかも」

「ありがとう」

「緋呂は?」

「ビール」

「はいはい」



あんな俺様にまで聞いてあげる影虎って、かなりいい人じゃん?