恋人は主治医






「まぁ それはそうだけど

でも何度も言うけど
恋人である前に主治医なんだから検査はさけて通れないんだ

俺だって理性押さえてるんだからな 」




「何のこと」



「だから

下着姿見て何も感じないわけないだろう
俺だって男なんだから好きな人の体みたら触りたくなんだろう

あーここまで言わせるなよ

でも診察中は無理に医者モードにしてる 」



そんなこと思ってたんだ


知らなかった


「ありがとう

何か嬉しいよ」



ちゃんと女性として見てくれてたんだね




「俺も我慢してるんだから心優も我慢してくれよ 」




「そうだね」




「分かってくれて良かった

恥ずかしい事は誰にでもあるけどさ
しないといけないことだからな
治るまでごめんな 」




「大丈夫

優くんの気持ちも分かったし
これからは恥ずかしいのも我慢する 」




「偉いな

恥ずかしかったら目瞑ってても良いからな 」



「目まで瞑らなくても大丈夫だよ 」




「そうか

聴診しても良いか」




「良いよ大丈夫」