恋人は主治医



「心優こっち向いて」


優くんの方を向いた


チュっ


優くんの唇が私の唇に当たった


「優くんー!

見られてたらどうすんの?
ここ病室だよ」



「あぁー
うるさいな
お前があからさまに可愛い顔してるから悪いんだろ…

それに俺、お前のカルテで隠したし誰も見てねぇよ」


子供っぽい…



もう24のくせに


「俺の事、疑ってるだろう?」


「別に…」



「嬉しくなかったのかよ」


拗ね始めたし


「嬉しかったよ

でも場所を考えないと」


「何か心優、俺より年上みたいだな」


私が今、思ってた事だし



「実際、落ち着いてると思うよ」



「そうかもな

俺、心優の事になると心配性だし」


「まぁ…優くんのそうゆうところも
好きだけどね

心配し過ぎる時もあるけど」