恋人は主治医





「うん 早く熱下げような


心優が怪獣みたいに暴れるから早く下がってもらわないと 」


絶対からかってる



「もう暴れないもん」




「それなら良いけどな」


「また子供扱い」



「別に子供扱いしてないよ

可愛いから虐めたくなるんだ」




「ふ~ん」



「病人は大人しく寝ろ」



病人病人って



「寝てばっかりも疲れるもん」


「確かにずっと同じ体勢だしな

でも早く下げるためには

休養をいっぱいとったほうが良いから」




「眠たくなったら寝るよ

疲れてるからそのうち寝てくと思うし」





「そうだな」



「うん…

ねぇ優くん」


「ん?どうした?」




「今更だけどこんな私を好きになってくれて

ありがとう」



照れくさくなって布団で顔を隠した




「自分で言って自分で照れんなよ」



「うるさい…」


小さい声で言った



「俺はこれからも心優しか見てないし

心優しか愛さないよ」



「うん…私も… 」


待って嬉しくて泣きそう



「これからもずっと俺達一緒だな」



身体を胸に引き寄せられた


安心する




「うん」



優くんの事が大好き