恋人は主治医




「聞いてるのか」



「あっうん 聞いてるよ」



コンコンッ♪



「先生、点滴持ってきました」


「ありがとう

そこに置いといて」



「分かりました」


美由紀ちゃんは置いたらすぐ出ていった




「点滴するから腕出して」


左腕を出した



「点滴の針の跡でいっぱいだな

また血管確保しとくか」





「じゃあそうする

もう点滴しないでいいように頑張るけどね」



「そうだな

じゃあ血管確保して点滴するな」



血管を見つけて腕に消毒をし始めた




「確保用だから太いけどごめんな

じゃあチクッとするよ」




針が刺さると同時に痛みがじわーっときた


いつものより痛い





「終ったよ

後は熱下げる点滴と喘息の発作を抑える点滴追加するな」



「2つも追加するの」



「暫くの間だけな

喘息のは音聴こえなくなったら外れるし」



「んー分かったよ」