「ちょっとごめんな」
優くんは勤務用の携帯を取り出した
「もしもし結城だけど
点滴持って来てくれる?
うん じゃあ頼んだ 」
「いろいろごめんね 」
「だから謝んなって言ったろ
そう言えば、さっき呼吸が乱れてたから
いちよ聴診してもいいか?」
「良いよ」
「分かった
じゃあ前開けるな」
「うん… 」
「楽にしてろよ」
いつも通りに何も考えないで聴診をうける
「ちょっと息止めて」
息を吸ってはかないで息を止めた
息止めてるの苦しいよー
「ごめん!
もう少し止めたままでいて」
早く早くー
「もう良いよ」
ハァー
思いっきり息を吐いた
何で急に息止めろなんて言ったんだろう
「少し喘息の音が聴こえるから絶対安静だな
体に少しでも負担になることはするなよ」
また喘息かー
私この先大丈夫なのかな?
