恋人は主治医






「良いよ もう


ってかなんで聴診中横向いてるの」




「えっ」


いつも聴診器あててる時集中してるから何も気づいてないと思ってた




「何処向いてれば良いのか分からなくて」






「だから横向いてるんだ

まあでも俺の顔じっと見られても俺が集中できないしな」





「優くんでも集中できない時あるんだ

いつも検査の時とか平気な顔してるから」





「俺もいちよ人間だからな

そうそうご飯の事なんだけどさ

暫くはお粥とかにしてもらうか?

そっちのほうが食べやすいだろう」




「固形物よりは食べれるかな

うんお粥にする」





「分かったよ

後から頼んでおくな 」




「ありがとう 」




「頑張ってるもんな」




笑顔で私の方を見て頭をくしゃくしゃしてきた




「いきなりどうしたの」




「頑張ってる心優可愛いと思ったからさ」




「そう?」



そんな事言われたらまた顔赤くなっちゃうよ



「照れてるだろう 」




「照れてません」



「ふ~ん

まぁ良いけどさ 」




本当はすっごく嬉しい