恋人は主治医









「悪いけど熱下がるまで集中治療室で診る事にした

心優中々下がらないし安定しないから」




「分かったよ…」




集中治療室は寂しいから嫌いだけど

熱が下がるまで我慢


さっき退院の話してたのにな




「熱ある時、喘息起こりやすいからな

いつでも診れたほうが安心だし

俺もちょくちょく診に来るから寂しくはさせないよ」




「えっ

どうして私が寂しいって分かったの?」





「心優が寂しい事ぐらい分かるよ

ずっと診てるしね」




「はじめて入院した時からずっと優くんが私の主治医だもんね」





「これからもずっと俺が心優の主治医だよ

じゃあ移動しよっか」




「うん」




優くんと佳帆ちゃんと移動した



集中治療室に入るとやっぱり静か





「ちゃんと大人しくしてろよ」






「分かってる

でもやっぱりここ静かだね 」




「あぁ、そうだな…

熱下がるまでだから頑張って下げような


じゃあ、また後で来るから
ちゃんと睡眠とれよ」




「うん」






「じゃあまたな」