コンコンッ♪
「そろそろ聴診しよっか」
「入ってきてそうそう聴診するの」
「さっきしに来るって言っただろ
早く終わらせよ」
しぶしぶボタンを外した
「入れるよ
何も考えんないで呼吸してろよ」
胸に聴診器があたる
「冷たい…」
思わず口に出していた
「ごめんごめん
手であたためてから聴診すれば良かったな
冷たかったよな今度からはそうするよ」
「ごめんね」
「俺こそ気付かなくてごめんな
続き始めるな」
聴診器をあっためてくれてまた聴診器が胸にあたる
聴診する時の優くんいつみてもカッコ良すぎだよね
クールな感じするし
「背中向けて…
もう良いよ 」
「良くなってた」
ボタンを締めながら聞いた
「とりあえず音は良い音してるよ
後は熱下がったらいったん退院しても良いかな
まぁ心優しだいだけどな」
「退院できるの?
じゃあ熱下がるまで大人しくしてる」
「退院しても無理だけは禁物だけどな」
「分かってるよそんなこと」
無理は出来ないのはいつものこと
無理したらすぐに病院に戻ってきてしまう
