恋人は主治医




「凄いフラついてんだけど



本当は具合悪いだろ」



凄い怒ってる…




「気のせいじゃない」




ばれたら絶対、学校に行かせてもらえないから必死に嘘をつく





「じゃあさ上向いて」




何で上なんて向かせられるんだろう




疑問に思いながら言われた通り上を向いた




上を向いた瞬間、体重を支えられなくなった




すぐに優くんが支えてくれたから床に倒れなかったけど





「嘘ついても分かるから


今日は学校休んで病院いくぞ」



また入院なったらやだから行きたくない




「やだ 行かない」




「何で」




「また孤独な部屋に閉じこめられるのやだから」




涙目になりながら優くんを睨んだ




「とりあえず寝室行くぞ」




お姫様抱っこされてベッドに寝かされた