恋人は主治医





ベッドから立とうとしたら目の前が真っ暗になってふらっときた




ヤバイ前に倒れちゃう



「心優 」



ちゃんと優くんが体を支えてくれた



でも頭に血がまわらない




「貧血か


まだ治らないか」




「なんか

頭に血がまわらない」




「一度にたくさんとりすぎたか


少しベッドに横になろうか」




体を静かに寝かせてくれた




「鉄分とったほうがいいな


点滴はしないから野菜ジュースとか飲めそうか」




「気持ち悪いけど飲めるだけ飲んでみる」




「無理はしなくていいからな



売店で買ってくるから
吐きそうなったら洗面器にはいていいから我慢するなよ」




「うん…」




「すぐ戻ってくる」





と言って診察室をでていった