恋人は主治医



少し外でただけなのに

免疫そんなにないのかな


本当に退院できるのかな




「持ってきたよ

大丈夫だからそんなしょげた顔するなよ

久しぶりに外でたからちょっと疲れただけだって安心しろ」



優くんは本当なんでも分かるんだね


私の考えてること



「うん 明日までには下がってるよね」



「点滴したらきっと下がるよ

吸入は自分でできるか?」




「大丈夫もう慣れてるし」



「そうだな」



吸入器を渡されて

自分で吸入をした



「点滴は左腕でいいのか」



「利き腕は嫌だから左腕で良いよ」



「わかった

それにしても相変わらず細い腕だな

また痩せたんじゃないか」



腕に消毒をしながらいってきた


皆こんぐらいじゃないかな



「標準だし」



「痩せ型だって

俺、お前の身長も体重も知ってるし」



「なんで知ってるの」



「主治医だし」



「そんなことまで把握してるの

恥ずかしい」




「まぁ体重で健康状態もわかるしな


針刺すよ」



「うん」


今では点滴も普通にできるようになった


嫌なのは動く時に不便だからしたくないんだよね


トイレに行く時とか持ってないとダメだし