恋人は主治医




じめじめした感じで目が覚めた





パジャマが汗だらけ

もしかして熱上がってきたかな



優くんに見つからないようにしないと



急いで寝ようとしたけどなかなか寝付けない



呼吸が少し苦しいし




ってか今何時だろう


携帯で見たら22時ぐらいだった


ちょうど来そうな時間だしどうしよ



どうやってかくそうか迷ってたら



病室のドアが開いた



「心優? 起きてる 」



いちよ返事しといたほうが良いよね



「今さっき起きた ゲホッ ゴホッ 」



ヤバイよ


なんでこんな時に咳でちゃうの




「咳してるけどもしかして苦しい」



優くんがすぐかけよってきた



ばれたくないから布団に潜った




「隠れないで顔見せて」



布団をおもいっきりはぐられた



「赤い顔してるな

やっぱり熱上がってきたか


熱計って」




「大丈夫だって ゲホッ ゴホッ ゲホッ 」



「どこが大丈夫なんだよ


かなり苦しそうだよ」