恋人は主治医




「やったー良い事ばっかり 」




「思ったより早く退院できそうだな


もしかしたら留年ならないかもな


良かったな 」



頭を撫でながら言われた


大好きなあたたかい手




「留年ならなかったら本当嬉しいよ


ちゃんと皆と年齢、一緒だし 」



「そうだな


とりあえず病棟うつるか 」



「そうだったね 」



「忘れてたのかよ


お前って本当忘れやすいやつだな 」




「そんなことないよ
嬉しい事尽くしで忘れてたんだよ

記憶力ないみたいな言い方しないでよ 」




「まぁ おっちょこちょいなところも可愛いだけどな 」




「また子供扱いして 」



「してないよ俺は単純に心優が可愛いと思っただけ


早く行くぞ 」




「もーう 」






それから一緒に個室の病棟にうつった