恋人は主治医





「心優朝だよ」




「うーんもう朝」



目をこすりながら起きた


外は眩しすぎるぐらいに太陽がさしてた


最近雨降ることないような





「おはよう 」





「おはよう

今度からもう少し早く起きような」




「今何時」



「10時30分」




「もうそんな時間なの 」




「そうだな

朝の回診の時間もとっくにすぎてるしな 」




「ごめんなさい… 」




「大丈夫だよ


それより朝の検温しようか」




体温計を受けとって脇にはさんだ




「もう熱はなさそうだな 」



おでこに手をあててきた



「先に聴診終わらしとくか


じゃあ服まくって 」



「まくるだけで良いの」





「下着だけになると

緊張して心拍数あがるだろう

まともに音聴けないし

まくってもらったほうが良いと思って 」





「それなら前からいってよ

いつも恥かしい思いしなくて良かったんじゃん 」




「本当は服まくるのよくないからさ

心優の場合、特別だな

俺を意識しちゃうんだから

冗談はここまでにして早く慣れような」