それくらい――こんなにも
あたしは、あなたのことが
大好きだよ。






伝えたい。


その想いを。





そして、あなたの愛も感じたい。





「……もう1回呼んで、瑞樹。

あたしの名前」




「何度でも。

莉央。大好きだよ。

もう絶対、どこへも行かせない」





甘いチョコレートの香りが
漂う部屋の中で。




あたし達はそれから何度も
お互いの名前を呼びあい、
いつまでも愛し合ってた――。






       ☆END☆



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