1人なんて珍しいな、と思いながらガッツポーズで空に舞い上がるあたしは阿呆なほど滑稽。 チャンス!なんてラブメーターがギュインと物凄い勢いで急上昇するあたしは馬鹿という部類に入るのだろう。 けれどそんなことは今気にすることではない。 今のあたしには彼のことしか考えていなかった。 あたしは校舎の陰から少し身を乗り出して、キョロキョロと辺りを見回す。 彼に近づいていくのを誰かに見られるのは嫌だ。 あたしみたいな奴が彼に近づいて、待っているのは笑い。 笑われて馬鹿にされるのがオチだ。