キミに届け





そりゃそうだ。


…分かってる。



あたしは女子の中の1人。


いてもいなくても、誠くんの生活に支障はないような奴。



分かってる。


だからこそ辛い。



特別になりたいわけじゃない。


けれど見てほしいと思う。



あたしはグシャっとポケットに紙を突っ込んだ。


そのまま誠くんを見ないようにして教室から出た。