なんてグッドタイミング! あたしは青木さんになんて感謝したらいいか分からない。 救世主が現れたことに、ホっと安堵した。 「青木さーんっ!」 不機嫌だった冴子が一気にハイテンションになる。 モップをその場にほったらかしにして青木さんの元へ駆け寄る冴子は、本当に青木さんに恋しちゃってるようだった。 あたしはふぅと、額の汗を腕で拭う。 けれど絡み合う冴子と青木さんの腕を見た瞬間、ビックリして目を見開いてしまった。