お互いに「懐かしい」を挙げながら、おじいさんの家に向かった。

 おじいさんとおばあさんが迎えてくれ、食卓にはおいしそうな料理が並んでいた。
 楽しい食事や会話、気持ちのいい風景、これが全ていつかは僕にとって懐かしいものになる・・・


「ではまた来週。」
王子は言った。僕も
「また来週。」
と言った。
いつの間にか星の王子と会うことやその村に行くことを楽しんでいる自分に気がついた。